今回はトゥールーズ補習校、ラベージュ校リセクラスの授業風景をご紹介します。
ラベージュ校リセクラスは、毎週水曜日の午後2時10分から3時40分までの1時間半行われています。

リセクラスはいつも、「本日の言葉」から始まります。
毎回一つずつ、慣用句や四字熟語、ことわざなどを学びます。


本日の言葉は「(  )をかむような」という慣用句です。
今日はほかにも(  )と同じ言葉が入る慣用句などを一緒に学んでいきます。
言葉の意味を考えながら(  )の中に入る言葉を考えていきます。


そして毎回「天声人語」などの新聞のコラムを読んで、テーマについていろいろと考えます。
本日のテーマは「インターネットの怪しいサイト」
若いうちからインターネットに触れる機会が多くなった分、どんな危険なサイトがあるのか、というのはぜひ知っておきたいものです!
インターネットショッピングで失敗した例、最近ニュースにもなったトリップアドバイザーのロンドンの偽レストランについても触れました。
そこで、どうすればそういった危険なサイトに騙されないか、そんなサイトにたどり着かないようにできるか、などを意見を出し合って考えました。

リセクラスでは、このような実際に役立つ日本の時事問題などについても色々と学びますが、プリントを使って漢字を勉強したり、長文読解の問題だってやります!


最後に、1月の新聞コラムで取り上げた、「センター試験」というものについて勉強しました。
つい最近、地理Bでの「ムーミン」の問題が話題になりましたよね。

まずはセンター試験がどのようなことに必要なのか、どんな学科があるのかを確認。
フランスのバカロレアと仕組みがどう違うかを話し合いました。
そして実際に印刷したセンター試験の問題を見てもらいました。

みんな「これ一教科全部解くのに4時間はかかるでしょ・・・・・」と驚いていました。
どの教科も60~80分で解くのが信じられなかったくらい問題が多いみたいですね。

国語や英語などは裏表印刷で20枚強あります!!
フランス語の問題も印刷して見てもらいました。
フランスと日本とでは問題の出し方が違うので、興味深かったようです。
センター試験とバカロレアの違いを見比べるなんて、なかなかできない貴重な体験ですね。

先生の懐かしいセンター試験の思い出なども話しながら、和やかにクラスは終わりました♪