トゥールーズ日本語補習授業校で子どもたちの学びを支える先生方のプロフィールをご紹介します。(2023年10月現在)

トゥールーズ校

幼稚園クラス

■真理子(まりこ)先生

大学で油彩を学んだのち、ワーキングホリデーでロンドンに2年間滞在。その後日本に戻り、英会話講師、編集者などを経て幼児教育の世界に足を踏み入れました。日本では保育士免許、中高美術教諭免許を保有しています。

2021年に夫の生まれ故郷であるトゥールーズに移住するまでは、5年間、東京のインターナショナル園で幼児教育に携わっていました。そこで出会った、こども一人ひとりの興味関心を育む探究学習やアプローチ。また多文化環境に育つこどもたちとのかかわりから、個を尊重する教育の大切さを学びました。

補習校では、言語面をはじめ、認識面や社会面、クリエイティビティといったさまざまな面から、幼児期のこどもの育みを手助けできるような授業づくりに努めています。

幼児教育が天職だと感じる一方、大学卒業とともに開始したライター業もまた私の天職です。現在は教育や文化などについて執筆しています。私生活では、一児の母として自身の子の育ちにも向き合う日々です。

 

小学生・中学生クラス

■映里(えいり)先生

皆さん、こんにちは。市内校小中学生担当の映里(えいり)です。

出身は、石川県、補習校での勤続年数は、10年を上回る最長距離ランナーです。日本での日本語教師の経験や、進学塾での講師の経験を生かし、こちらで子供の言語教育に取り組むようになって日々思う事は、日本語補習校と言うのは、様々な保護者の要望や複雑な言語環境下で生活している子供達への対応を余儀なくされる教育機関であるという事です。自身、日本の大学では、法律、西洋政治思想などを専攻、こちらの大学・大学院では、哲学や言語教授法などを学びました。

子供達との触れ合いを大切に、トゥールーズ補習校の更なる発展に、微力ながらも貢献していきたいと言うのが、私のモットーです

ラベージュ校

幼稚園クラス

■未帆(みほ)先生

 ラベージュ補習校幼稚部を担当している未帆です。

 「未来へ帆をあげ出向せよ」と付けられた私の名前「未帆」
その名の通り高校一年生の夏にオーストラリアへ三週間ホームステイ体験をきっかけに、草津温泉での仲居さん(住み込み)、バックパックを背負って海外を縦横無尽に旅、ニュージーランドの葡萄畑でフランス人と出会い国際結婚、若い時から今まで私を信じて外で自由にさせてくれ、応援してくれてる家族には頭が上がりません。でも、彼らが私にくれた名前のせいでもあるんですよね、きっと。
ありがたい事に人に恵まれ、新しい場所でも比較的早くから慣れ、言葉が通じなくても持ち前の「なんとかなる精神」の私、私生活では仏夫と2人の女の子のお母さんです。
 
幼稚園では昔の子育て記憶を引っ張り出して「楽しい」を常に心がけて、子供達が「補習校行きたい!」「お友達に会いたい」と思えるようなクラスにしていきたいです。
 

小学生・中学生クラス

■沙織(さおり)先生

ラベージュ補習校小学生、中学生クラスを担当している沙織(さおり)です。

岐阜生まれですが、小さい時より転勤族の父のもと、埼玉、宮崎、名古屋と移り住んできました。小中で合計3度転校を繰り返したおかげか、コミュニケーション能力と方言移行能力は比較的高くなったかと思います。

大学の専攻は英語の言語学で、第二外国語ではフィギュアスケートの選手に恋をしてロシア語を学びました。その恋ははかなくも砕け散りましたが、その選手が名古屋に来た時に「愛してる!」とロシア語で伝えられたことと、モンゴル人留学生たちと共に移動式住宅「ゲル」を作ったこと、カナダへ留学中にロシア人美形兄妹に「ヤポンカ(日本人女子)なのにロシア語わかるの!すごい!!」と称賛を浴びたのでロシア語を学んだことに悔いはありません。

さて、補習校ではバイタリティ溢れる、飽きない授業を心がけています。日本の文化、歴史など、いろいろなものに加え、私の学生時代の面白い経験なども「比較文化」として伝えていけたらなと思います。