トゥールーズ市内校幼稚園クラスでは、ひらがな学習などに伴い、毎回あるテーマに沿って学びを進める「テーマ学習」を行っています。

 

 

11月は一ヶ月を通し、運動会や秋の食材、紅葉と「秋」をテーマに学習を進めていきました。

中でも、2週に渡っておこなった落ち葉についての学習では、葉の色や形、葉脈、季節による樹木の変化など、さまざまな視点から学びを深めていくことができました。

 
↑落ち葉を色分け。一枚の葉の中にも、緑や黄、茶、赤と多くの色が潜んでいることを発見します。

 
↑樹々の写真を季節ごとに並べ替え。季節の移ろいを知るとともに、「落ちた葉はどうなるだろう?」ということも考えました。  


↑カードを使い、それぞれの季節で使うものや見られる動植物などを識別していきます。
普段の生活ではなかなか使うことがない単語にも触れました。

 

授業の後半では、学習のまとめとして制作をしたり、制作物について発表を行うなどしています。

落ち葉学習の際は「秋の葉のアクセサリー」や、フロッタージュ(こすり絵)という技法を使った「落ち葉のサンキャッチャー」を制作しました。

 

 
↑落ち葉に穴を開け、モールや毛糸に通し、思い思いのネックレスやブレスレットを制作。紙のストローをカットしたものもビーズとして使用しました。

 

 
↑薄紙の下に落ち葉を敷き、クレヨンや色鉛筆でこすります。美しい葉脈が浮かび上がり、子どもたちからも「きれい!」と声が上がりました。「この葉はどんな形が出るかな?」「枝はどうなるかな?」ある興味から、また別の興味へ派生していきます。

 

集中して制作に取り組む真剣なまなざしや、作り終えた時の達成感や満足感に満ちた子どもたちの表情は何にも変えがたいですね。

秋について考え、落ち葉を触り、子どもたちからのたくさんの発言や笑い声が飛びかった授業。とても秋らしいひとときでした。