2020年3月8日(日)、毎年恒例のトゥールーズ日本語補習校、日本語講座の学習発表会が行われました。

学年度末の皆が待ちに待った発表会。
日本語補習校の子供たち、日本語講座の生徒さんたち、それぞれのクラスが順番に出し物を披露してくれました。

プログラム順にご紹介していきます。

1)ラベージュ校小学校クラス 朗読「まんじゅうこわい」

落語の「まんじゅうこわい」を朗読しました。落語ということで、「笑点」の音楽に合わせて登場です。
フランス人にもわかりやすいよう、まんじゅうではなく、チョコレートが怖いというお話にアレンジしたものを各自がそれぞれの役になりきり、頑張って読んでくれました。

舞台後方にプロジェクターでフランス語訳が写し出され、フランス人にもストーリーがわかりやすいように工夫されていました。

2)トゥールーズ校幼稚園年少クラス ダンス「アブラハムの子」



とてもきれいで可愛い衣装、保護者の方のアイデアだそうです。センスが光ってます!


右手、左手、右足、左足、頭、お尻・・を間違うことなく、元気に可愛く踊ってくれました。恥ずかしがり屋の子はお父さんと一緒に。
みんな、とっても可愛かったです!

3)トゥールーズ校幼稚園年長クラス 手話歌 「虹」

年長さんの女の子3人組は、「虹」を手話を使って歌ってくれました。
各自かわいいレインコートと長靴を履いて、楽しそうに踊りながら歌う姿は、まるでアイドル3人組!思わず見とれてしまいました。

息もピッタリ!デビューできそう〜

4)日本語講座クラス 歌・踊り 「南中ソーラン節」

日本語クラスの生徒さんによる南中ソーラン節です。子供達も圧倒され、微動だにせず見ていました。
皆同じTシャツを着て踊るという気合の入りようです。
網を引く動作が力強く、かっこいいです。

舞台下では歌担当の生徒さんが「どっこいしょ〜どっこいしょ」と上手に日本語で歌ってくれました。
フランス人による見事な南中ソーラン節と「どっこいしょ」の掛け声、なかなかお目にかかれるものではありません。とても貴重なものを見させていただきました。

6)ラベージュ校幼稚園クラス 歌・ダンス「あいうえおの歌」「おばけなんてないさ」

まずは「あいうえおの歌」です。「あ」から「ん」まで食べ物の名前が次々に出てくるなかなか難しい歌なのですが、皆大きく口を開けて、元気よく歌えました。
と思っていたら、左のほうで異変が起こっている様子。
マイクの取り合いが勃発しました
。姉妹でマイクを取り合っています(笑)
そしてどちらもなかなか譲りません!この時点で観客の9割以上の視線はここに集中(※個人の感想です)。

マイク争いに負けてしまった女の子、悔しさのあまり立ち去り号泣。
お姉ちゃんはまるでロック歌手のようにマイクを握りしめ、歌い続けています(笑)
右側では他の子供達がそんなことが起こっているとも知らず、元気に歌っています。
・・こんなハプニングも、幼稚園クラスならではです。

続いて、おなじみ「おばけなんてないさ」。
なぜかカオナシが出てきました。

7)日本語講座クラス 歌 「ヤングマン」

とてもカッコいいヤングマンたちが会場を盛り上げてくれました。
あまりの盛り上がり様に、補習校の子供達も次々に壇上に上がり、一緒に踊り出しはじめました。

8)トゥールーズ校小学生クラス ピアニカ演奏「おどるポンポコリン」

今年のトリはトゥールーズ校小学校クラス。
小学生クラス全員が、ちびまる子ちゃんの「おどるポンポコリン」をピアニカで演奏しました。
フランスの学校では音楽の授業がないので、普段ピアニカに触れる機会もありませんが、補習校の限られた時間での練習にも関わらず、とても息のピッタリ合った演奏に仕上がりました。


先生はマラカスで踊りながらリズム取り。
ということはつまり、「先生=ポンポコリン」ってことでいいんでしょうか?
確かに、衣装がポンポコリンっぽい
!(ポンポコリンの意味は知りません)



演目はこれで終了し、最後に記念撮影をして解散となりました。

補習校の子供達も、日本語講座の生徒さんも、日頃の成果を十二分に発揮してくれ、今年度もとても素敵な発表会となりました。
皆さん、お疲れ様でした。
そして、発表会のために随分前から準備を進めてくださり、当日の発表会を進行してくださった行事係の皆さん、お手伝いをしてくださった皆さん、本当にありがとうございました!

 

【番外編】カオナシとポンポコリン