日本国外でお子さんの日本語教育をどういう風にやっていこうか?というのは、日本国外在住の親なら多くの方がぶち当たる課題かもしれません。
日本語教育を熱心にやっていても、お子さんが嫌になってしまっては元も子もありませんね。その辺のさじ加減というのは難しいものです。そこで、アルザス補習授業校さんのブログにバイリンガル教育について、大変興味深い記事がありましたので、アルザス補習授業校さんに許可をいただき、ここでご紹介させていただきたいと思います。以下、ぜひご覧ください。
お子さんに日本語を継承したい方へ オススメ記事の紹介
それは、ニュースダイジェストに掲載された、継承語・バイリンガル教育の第一人者 中島和子先生のインタビュー記事「バイリンガル子育てのポイント」です。http://www.newsdigest.fr/newsfr/features/5771-raising-bilingual-children.html (pdf)
「まず大前提としてお伝えしたいのは、親は家庭で日本語の先生にはなれない、なってはいけない、ということです」という言葉に始まり…
- 家庭の中で「教えよう」としないこと
- 言葉がストレスにならないようにすべき
- 言葉というのは生きているものですから、使う相手が必要
- 親とだけでは子供はあまり日本語を使おうとしなくなるもの
- 週末などに、日本語を学ぶ場、使う場を地域で作ること
- 実際の読み書きを教えるのは、同年代の仲間と一緒に日本語の文字を学ぶというスタイルがよい
というアドバイスが書かれています。
やはり「学ぶ場所」と「日本語で話せる仲間の存在」は重要ですよね。
その他にも
- 『読み聞かせ』がとても重要であること
- 言葉を楽しめるようにしてあげることの大切さなど、参考になる話が載っています。
お子さんへ日本語を継承したい!と思うお父さま・お母さまの参考になれば…と思い、ご紹介しました。
せっかくなら子供達には日本語を楽しく学んでもらいたいものですよね!日本語をお子さんに継承していく上での一つの参考にしていただけば幸いです。
今回掲載を許可していただきましたアルザス補習授業校様、ありがとうございました!